「聴衆が大切にしているものを見出す」と言った場合、彼らの何に着目すれば良いのでしょうか?
まず押さえておきたいのは、あなたが行うプレゼンテーションのテーマに関する彼らの知識や先入観です。そして、彼らが何を望み、何によって奮起させられるのか、と言った部分にまで踏み込んでいきます。
さらに、ライフスタイルや価値観、彼らの判断や行動は何から影響を受けているのか、といったパーソナリティまで追求することを心がけましょう。
聴衆のバックグラウンドを知り、そこから自分の経験や目的と共通するものを発見し、それを言葉で表現すれば、あなたと聴衆との間に「共通の基盤」を築くことができるようになります。これが、先に述べた「聴衆と波長を合わせる」ということです。
このように、「共通点からコミュニケーションを始める」ということは、プレゼンテーションにも当てはまることなのです。