アイデアの収集と創造が終わったら、いよいよ肉付けです。これまで集めた無味乾燥な情報の集まりは、ストーリーによって意味を持たせることで、生き生きとしたアイデアへ生まれ変わります。
私たち人間が物事の決断や価値の判断を行えるのは、「処理した情報に『意味付け』をする」という、脳が行うプロセスのおかげです。だから、物事の特徴や詳細を並べるだけでは、決して人を説得することができないのです。
「そのアイデアを受け入れることで、何がどうなるのか」…そのストーリーを語り、人に影響を与えることで初めて、特徴や詳細が活きてきます。
ストーリーによって意味付けされた情報が、プレゼンテーションにインパクトをもたらします。ストーリーを伴った情報であれば、繰り返し語ることも容易になりますし、聴衆の理解度のさらなる向上を期待することも可能になります。